メイドラゴン/ガヴリール/MHX

「メイドラゴン」を見ていると、どうしても、あいだに流れてくる fhána の宣伝に目を奪われてしまう。新曲MVを見たが、いつもの高音は言うまでもなく、ほんとうにすごいw ――佐藤氏のあれは「おどり」なのか、運動神経云々の前に、カメラを意識する/しないの作法がすごいのだと思う(笑)いつもどおりスカートが短いが、そんなの吹っ飛んでしまう。

最終回のひとつまえにあちらの世界に帰っちゃうとかあるでしょうか。小林さん、抜け殻になってまう。

「ガヴリール」は最新話も見たが(ブラのサイズの週)、原作の限界を教えるくらいには優れたアニメ化になっている。毎週70点くらい。OPED曲はともに魅力がない。

東地和生美術監督作品展

楽しみすぎる。

作品集も販売されるそうだ。

東地和生展 - KazukiHigashiji Exhibition Web Site

 

あと、バンドリは、おたえをはじめとした特有の語法(台詞まわしのくせ)があるようで、そこは見ていて楽しい。

(まあ、けもフレ構文の流行はいうまでもなく、「このすば」の台詞にも、特有の「繰り返し語法」があるわけだが。)

バンドリ、ライオン、昭和元禄など

バンドリは「第1話で4月新生活」パターンながら、桜の色があまり目立たず、不安に思っていたが、おそらく、背景や美術(あるいは撮影の光)で時間経過をしっかり描くことができないと思う。全体としても、これだけ刈り取られたジャンルに後発組として飛び込んだくせに、ひどい出来だと思う。

3月のライオン』は、将棋アニメに戻って安心(三姉妹苦手)。毎週の絵コンテ担当もスター集団(川畑さんなど)。最新話では、あの「超」がつくほどの定跡(原作の時期は矢倉91手組が出来上がる頃だったか)をなぞってもなお、あれだけの思考の濁流というのは、迫力があった。

また、「勝った側そこ盤の前で呆然としてしまう」という将棋特有の感覚の描写も良かった。あれはハッとするだろう。おそらく今夜だろうか、タイトル戦で描かれる「相手を信用しすぎてしまう」という、これまた将棋特有の感覚の描写も来るはずだ。楽しみ。いまのあたりは将棋マンガ/アニメとして一つの山場だろう。

『昭和元禄』も毎週が山場のようで、僕はアニメは基本何度も流すのだけれど、この作品は心身に負担が来すぎて、一度ずつの視聴に集中することにしています。

「このすば」については、わたくし、アクシズ教徒なのですが、今週も可愛かったです。

「メイドラゴン」については、トールのほんのひとまわり(というか、0.5まわりくらい)太ましい肉感がすばらしいだすーーカンナちゃんはいうまでもなく(スイカ割りでの脚よ……)。

1月期

今期は以下の初回は見た。(思い出せた範囲で。)

昭和元禄落語心中(第2期)

このすば(第2期)

メイドラゴン

ガヴリール

リトルウィッチ

セイレン

(短編枠)あいまいみー

順序は順位。あまり感想を書けていないが、10月期の充実を思う……。

『3月のライオン』第12話

2クール目初回、大石美絵コンテ週また来ました。

アニメ版『3月のライオン』は「美術設定・画面設計」としてクレジットされる名倉靖博の功績が大きいのではないか、なんて言えるかどうか、後づけだが、ついにその名倉コンテのエンディングが来て、このシリーズの演出の解説としてこれから3ヶ月じっくり見ていきたい。(やはり一番異様に描いてあるのは、あの画面の奥行きを否定するような太陽/月なんですね。CGの肌理が目立つ回転する円体も多用されているわけだが、それとは別の手書きの太陽がサビの箇所にのみ出て来る。)

アニメ版を通しての感想だが、原作既読(めずらしく)の視聴ではあるが、桐山くんの妹の存在が印象に残る。あれは久野美咲の兼役だろうか、声までついてしまったからか、2クール目のオープニングでも桐山妹~川本末娘の繋ぎがあるが、原作を読んでいる段では、たしかに重要な設定ではあるが、ここまで映像や声がチラついたりはしなかった記憶である。

第12話について言えば、藤井先生の解説動画をちゃんと見て、話し方の癖を研究してからアフレコに来いよ、中村!

(余談だが、『ちはやふる』アニメ版が小学生編の映像(記憶)を上手に活用していたのを思い出す。)

 

ラブライブ!The School Idol Movie

NHKで『ラブライブ』劇場版を見た。宣伝がないので良い。はじめて見た。

個人的な印象では、とても楽しめた。お話の筋のいい加減さは昨日今日始まったことではないので(二期のあれこれ)、その点ははじめから期待していないというのもあるが(ニューヨークがアキバに似ているとか、ふざけんじゃねーよ笑)、「スクールアイドル」という本シリーズの最大のアイディアを存分に活かして、自問して、μ’sなりの答えを展開して、映像化して、僕はそれなりに納得して見た。

2次元/3次元、手書き/CG、学校/舞台(ライブステージ)といった境界線をまたぐのが「スクールアイドル」のアイディアの根幹だと僕は理解しております――たとえば、無印第1話の「だって可能性感じたんだ」の終わり方など。