7月期アニメ:ボールルームについて

ボールルームへようこそ』は、本当に期待していた。この手の主題を扱うにあたって、ロトスコープを採らなかったというのがまず冒険に映ってしまうという、今日の深夜アニメの制作技術状況に思いを馳せる(ただの妄想しかないが笑)。2話の練習シーンでの振り付けコピーをはじめとして、振り付けの動性(個々のアニメーションが予期させる、余韻めいた動き)を面白く見ている。とくに、なんとか君という踊りの上手な男の子の振り付けの動性が、主人公君に引き継がれる場面などは、「完コピ」の主題を上手に映像化していると思う。

第4話を見ていて気がついたが、オープニングのクレジット、黒枠&白地の文字がずれて、赤枠&赤地の文字(影)がスライドするように出て来るのだけれど、まさに本編での動性のコピーを分かりやすく見せていると思う。