恋は雨上がりのように/ゆるキャン

恋は雨上がりのように、第10話、良いやん。

この作品、大切なシーンの前に(店長との距離が近づいたり離れたりする場面)、仰角/俯瞰のショットが来るよね。(雨上がりというのは、地上から空を見上げる認知の志向性がある言葉でしょう。)

今週だと、古本市の待ち合わせで、太陽の光に手をかざしているカットとか。

印象的なのは、第2話で松葉杖ついて外に出る場面でやはり手をかざすカットがあったり。

仰角・俯瞰のショットを追って、それを恋愛の進展に絡めるなど、蓮實系のテーマ批評が冴える作品だと思う。

ゆるキャンをはじめて見たんだけれど、劇伴が良かった。

キャラクターの線より、薪の線のほうが圧倒的に書き込んであって、ああ、そういうことかな、と思った。マニュアルもの、と理解してよろしいか。きのう何食べた? とかしか類型を思い出せないが。