はねバド 第1話

はねバド!』第1話

バドミントンはシャトルへの影響を考慮して夏でも窓を締め切った体育館でプレイするんだったか。それに合わせて屋内の場面が圧倒的に増え、なぜか照明も落とし気味で、屋内と室内と明暗のコントラストの強い画面が多い。

アバンタイトルは大きな試合で会場の照明も照らしまくりだが、試合の最後のポイント、シャトルを追いかけられなくなった場面で、その光と影の画面構成が登場する(その後のロッカールームも同様)。

締め切った空間でのこのギスギス(まだ第1話やぞ笑)は逃げ場がない。キアロスクーロ(明暗のコントラスト)の光のほうを見れば、「淀み」としか形容のしようのないホコリが浮いている。

この画面構成の原理は、就寝前のメガネちゃんが自室で携帯をいじっているシーン(液晶からの照り返しが明暗対照をまたまた生んでいる)でも見つかる。停滞、よどみ、のようなものの隠喩になっているだろう。

それと対比的というか、これまでの語彙でいえば「対照的」なのが、テニスコートでの「覚醒」の場面。夕焼けなのか、紫が主調の場面、背景ではかなりの速度で雲が流れ、屋外だから「よどみ」も「停滞」もない――したがって、巨乳キャラちゃんは逃げ出す、という道を選んでしまう。

ギスギスの高まりは、そういった逃げ道のない空間、体育館の場面を待つほかない。

(んー、「ウマ娘」のように第2話まで一気に見たかった。)