今週のアニメ

けものフレンズ』第9話:お姉さん声の三森さん声、素晴らしい。アライさんの追いつき具合いからシリーズの終わりが近い予感。いよいよ設定も表に出て来るし。

『メイドラゴン』第9話:運動会。アニオリ脚本だというが安定。仕事を覗きにいく場面とか、説得力がある(こちらの世界ではいい子に見えるカンナちゃんのあちらの世界の理屈も分かる)。練習中にドラゴンとしてのちからを解放してしまって失敗した…みたいな描写も挟んでも良かったような。(本番ではその力に訴えずに課題を解決する。)

3月のライオン』第21話:予告後に新番組の広告が入ったが、2クールで終わりなのか。(島田さんの記述を山場にして、桐山くんは「俺たちの戦いは」風に締めるの、まあ、ありでしょう。)

そういえば、第20話について、この作品での平坦な瞳のデザインにも触れても良かったかもしれない。「ユーフォ」や「バンドリ」など、ここ数年の深夜アニメのキャラクターデザインに見られる、瞳のなかの書き込みがこの作品にはない。宗谷の瞳の平坦さは「人間離れ」した様子を伝えるし、島田さんの瞳の反射(あの夕日)は、そういう前提からすると、あまりに特異だった。

『バンドリ』第8話:あれだけ宣伝して、まさかの、グロス。脚本も映像もひどい。曲も適度に下手に歌っているのかさえ分からん(譜面は悪いとは思わないが)。「原案」の小説家は、本業から辞めたほうがいい。

 

 

けもフレ第8話

まるでエリチカ加入週のようだった。ステージでの4人+1人の会話、うまかった。

『3月のライオン』第20話

ここ3週くらい、本当に楽しんだ。将棋アニメだった。キャスト表がおじさんの名前ばかりだった笑(女性は一人くらい、ホテル従業員くらいだろう)。

天才(小学生名人)のなかの天才(奨励会)のなかの天才(3段リーグ)のなかの天才(A級順位戦)のなかの天才(タイトル戦)……くらいの幾重ものレイヤーをかいくぐった場所に鎮座しているのが宗谷名人だとして、それはオープニングのタッチの変わるカットでは、画面上の奥行きとして表されている。

OP明けの夢のなかでも、島田八段は、3段リーグを抜けられなかったにもかかわらず、それでも将棋盤のような(碁盤の目ともいうが…)田畑を耕している。彼の視線は、画面の奥行きのさきにある「なんて美しい」とため息を漏らすよう夕日に向けられている(画面左手に明かりのあるカットからのの切り返しショット)。

最終盤、彼が盤上に探すべきは、そういった奥行きの先にまで到達する妙手であったはずだ。しかし、飛車を自陣に王手で降ろされ、「宗谷名人の反撃」が始まると、青と白の印象的な場面(雪が積もってくる。逃れられない)へと移行する。目まぐるしく盤面が映し出されるが、画面に収まるのはたかだか3×3マス前後、局所的な視野ばかりで、その後やってくる竜巻のショットも、ほぼその真下から見上げるようなもので、「遠く」あるいは「奥行き」といったものを見やることができない。

臨時で解説会に出演していた桐山が探すのも、おなじような妙手であった。彼の目の前には、解説会特有の大きな将棋盤が立てられている。これは現実世界にもよくあることだが、普段の対局での盤面と違って、解説会での大きな盤面はなによりもまず、巨大な平面として立ちはだかる(解説会で棋士が手を探すときには、後ろにのけぞって、盤から身体を引き離すことがしばしば)。言い換えると、奥行きがない。(藤本棋竜が立ち去ってからのショット。あの視線では手は見つからないだろうが、しかし、アニメの画面構成としては、これで「正しい」のだと思う。)

そこから「まだこの盤面は死んだようには思えない」と巨大盤面を四方から映し出すカットが並ぶ。すると、遠近法こそ生き返るが、しかし、消失点、奥行きが暗い。つまり、「夕日」に相当するものがまだ見えない。

そして、OP明けの島田八段の視線とおなじく、画面左手の光を見やるカットからの切り返しショットから、妙手「7九角」が発見される。

おなじように、対局場の島田八段も光を見出したかと思えば、皮肉なことに、島田八段の目の前にある光/控え室に駆けつけた桐山の目の前にある光は、彼の投了を受けて、対局場に駆けつけた記者たちが宗谷名人に向けるカメラフラッシュの照り返りだった。

その光を受けるかのように、その後ようやく(しかし投了後では、致命的に遅い)、彼もまた「閃光のような活路」を知る。それがかりに対局中であれば、宗谷が言ったように、そしてOP明けの島田が夢のなかで呟いたように、「美しかったのに」という棋譜になったはずだろう。

あの質駒(しちごま)のタイミングでしか成立しない「7九角」について、将棋のあれこれを知らないと、「ほんの一瞬」であることが理解されるのか怪しいが、しかし、映像のロジックで、その光の強さは、ほんの一瞬、その発見が遅れてしまっていることなど、きっちり伝わったように思う。(「いつもん」が解説ツイートを「固定」にしてくれている笑)

亜人ちゃん

亜人ちゃん、佐藤先生週が一番興奮する。あたり前か。

昭和元禄、二度目の録画ズレで落とした。泣いた。

メイドラゴン/ガヴリール/MHX

「メイドラゴン」を見ていると、どうしても、あいだに流れてくる fhána の宣伝に目を奪われてしまう。新曲MVを見たが、いつもの高音は言うまでもなく、ほんとうにすごいw ――佐藤氏のあれは「おどり」なのか、運動神経云々の前に、カメラを意識する/しないの作法がすごいのだと思う(笑)いつもどおりスカートが短いが、そんなの吹っ飛んでしまう。

最終回のひとつまえにあちらの世界に帰っちゃうとかあるでしょうか。小林さん、抜け殻になってまう。

「ガヴリール」は最新話も見たが(ブラのサイズの週)、原作の限界を教えるくらいには優れたアニメ化になっている。毎週70点くらい。OPED曲はともに魅力がない。

東地和生美術監督作品展

楽しみすぎる。

作品集も販売されるそうだ。

東地和生展 - KazukiHigashiji Exhibition Web Site

 

あと、バンドリは、おたえをはじめとした特有の語法(台詞まわしのくせ)があるようで、そこは見ていて楽しい。

(まあ、けもフレ構文の流行はいうまでもなく、「このすば」の台詞にも、特有の「繰り返し語法」があるわけだが。)

バンドリ、ライオン、昭和元禄など

バンドリは「第1話で4月新生活」パターンながら、桜の色があまり目立たず、不安に思っていたが、おそらく、背景や美術(あるいは撮影の光)で時間経過をしっかり描くことができないと思う。全体としても、これだけ刈り取られたジャンルに後発組として飛び込んだくせに、ひどい出来だと思う。

3月のライオン』は、将棋アニメに戻って安心(三姉妹苦手)。毎週の絵コンテ担当もスター集団(川畑さんなど)。最新話では、あの「超」がつくほどの定跡(原作の時期は矢倉91手組が出来上がる頃だったか)をなぞってもなお、あれだけの思考の濁流というのは、迫力があった。

また、「勝った側そこ盤の前で呆然としてしまう」という将棋特有の感覚の描写も良かった。あれはハッとするだろう。おそらく今夜だろうか、タイトル戦で描かれる「相手を信用しすぎてしまう」という、これまた将棋特有の感覚の描写も来るはずだ。楽しみ。いまのあたりは将棋マンガ/アニメとして一つの山場だろう。

『昭和元禄』も毎週が山場のようで、僕はアニメは基本何度も流すのだけれど、この作品は心身に負担が来すぎて、一度ずつの視聴に集中することにしています。

「このすば」については、わたくし、アクシズ教徒なのですが、今週も可愛かったです。

「メイドラゴン」については、トールのほんのひとまわり(というか、0.5まわりくらい)太ましい肉感がすばらしいだすーーカンナちゃんはいうまでもなく(スイカ割りでの脚よ……)。